SSブログ

朝日新聞に二冊の著書の書評(3月28日) [掲載記事・取材など]

朝日新聞に二冊の著書の書評(3月28日)

今日の朝日新聞の書評に、父の二冊の著書の書評が掲載されました。評者は小説家の諸田玲子さんで対象の本は、

『日本文学を読む・日本の面影』(新潮選書)と『黄犬交遊抄』でした。同時に同じ著者の二冊の本を大きく取り上げられることは、珍しいように思います。父のことを理解して下さり、とてもよい書評だと思いました。まさか諸田さんが書いて下さるとは思いも寄りませんでした。ありがたいことです。諸田さんの小説を読んでみたいと思いました。

2020-03-28朝日新聞『日本文学を読む・日本の面影』、『黄犬交遊抄』書評.jpg


nice!(1)  コメント(9) 
共通テーマ:演劇

nice! 1

コメント 9

和田純子

今日の朝日新聞に掲載された記事、早速掲載くださりありがとうございました。
キーン先生の本は本当に読みやすく、キーン先生の人柄が滲み出ているように感じながら、2冊とも買いましたので、今読ませていただいております。
日本を愛して、誠己さんと出会って96年間、日本の文学を研究してくださったのに感謝しながら、キーン先生に改めて日本の文学を教わっている私です。
by 和田純子 (2020-03-28 19:01) 

ピら手

こんにちは(^o^)
キーン先生の本が2冊も全国紙の新聞にとても大きく紹介されたのですね!
キーン先生の本を読むと、読んでみたい本がたくさん見つかります。その本を読んでもう一度キーン先生の本を読むと、自分の感想とキーン先生の考えや視点を比較できてとても楽しいです!

by ピら手 (2020-03-28 21:51) 

和田純子

諸田玲子さんは静岡市生まれで、向田邦子の作風を影響していられる作家だったのですね。私は好きな作家でした。
また興味が湧き、諸田玲子さんの作品を読んでみたくなりました。

by 和田純子 (2020-03-29 10:15) 

越後 角太夫

ありがとうございます。
父の本には、いろんな本が引用されたり、紹介されたりしますので、それを読むのは楽しいことです。私は、最近では、アーサー・ミラーの『サラリーマンの死』、浅田次郎の『お腹召しませ』を読みましたし、今はアリストテレスの『詩学』に挑戦しています。
by 越後 角太夫 (2020-03-29 17:35) 

和田純子

コメント嬉しく思いました。私は80歳になります。
このブログを知り、毎日楽しみに見ております。
キーン先生の本で勉強させられて、今頃本は心を豊かにしてくれることを知りました(笑)
娘は大学で英文学をやりましたので、私は無学で子どもから教えられている状態です。
キーン先生の本はまだ読んでないのがありますので、読んだら源氏物語を読もうと思います。
by 和田純子 (2020-03-29 18:45) 

小林英子

『黄犬交遊抄』にはキーン先生が影響受けた方も載っていて,本だけでなくやはり凄い人物に影響を受けた様子がうかがわれます。アーサー・ミラーとは懐かしいです。古典の「徒然草」でも時代と共に解釈も変化してきていると,キャンベルさんが紹介された本にありました。万葉集もそうですよね。
コロナウイルスでロックダウンかもしれない昨今,鎖国時代を思い描いたり,普通の当たり前な生活が実はとてもありがたいことであること,使い捨てが当たり前だと思っていたマスクも手作りすると,便利さに胡坐をかいて現代は成り立っていたのではないか?などと思い巡らしたりもしています。生き方や発想を変えるターニングポイントなのかもしれませんね。
by 小林英子 (2020-03-29 23:00) 

キーンさん追っかけ横浜の獣医KK

アーサーミラーの「サラリーマンの死」は、学生時代に読んで演劇も見に行きました。アメリカの発展した都市活動と共に資本主義の恩恵と弊害が投影されて崩れ行くマイホーム。この本が焼け跡の日本の時代に出版されたかと思うだけで私は圧倒されました。一方、劇中ではアメフトのジャケットを着た長男やアメ車に乗ってる父親に私はわずかな共感を抱きつつも帰宅時には“明日は日本だな”と今の家内と話していた思い出の深い作品です。同時期に読んだキーンさんの本「日本文学を読む」を手にして、“この外人は、そんな近代的都市ニューヨーク生まれなんだ、そんな人がなんでまたこんなに日本の作家や文学を研究しているんだ”と、またまたびっくりしてました。
by キーンさん追っかけ横浜の獣医KK (2020-03-30 10:42) 

小林英子

「セールスマンの死」は無名塾の仲代達也さんや劇団民藝,文学座でも上演されましたよね。アメリカではニューヨークのモロスコ劇場で初演されましたがその時の監督がエリア・カザンでした。エリア・カザンと言えば「欲望と言う名の列車」の監督でも有名です。1929年大恐慌があり,その影響を受けた人たちは見通しのない時代を生きてきてそんな経験が土台にあったと思います。今の日本にもあてはまるようです。アーサー・ミラーの「るつぼ」も有名です。日本もアメリカを模倣していたかのようですが,その昔明治維新後はヨーロッパをお手本にした時期もありますが,まだヨーロッパの様々な主権者意識には届いてない気がします。
by 小林英子 (2020-03-30 11:15) 

小林英子

『黄犬交遊抄』にはキーン先生が中国語を学んだことも書かれていましたが,今回の新型コロナウイルスの援助物質のマスクを,日本が中国に,長屋王の「山川異域  風月同天」の言葉を添えて送ったら,落ち着いた頃に中国から日本に「春雨や身をすり寄せて一つ傘」という句と共にマスクが送られてきたそうです。
これは正岡子規の「人に貸して我に傘なし春の雨」
に対する漱石の返句だそうです。
 深い日本文化への理解がなければ返せない教養がうかがわれます。
大連の金州に正岡子規の句碑があるそうです。
文化が国のかけ橋になる象徴だと思います。
by 小林英子 (2020-03-31 23:27) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。