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『黄犬交遊抄』書評(新潟日報 6月21日) [掲載記事・取材など]

『黄犬交遊抄』書評(新潟日報 6月21日)

新潟日報紙の書評欄の<話題ですよ!>に『黄犬交遊抄』の書評が載りました。『日本人の戦争』もそうですが、発売してから4か月ほど経ってもこのようにご紹介頂けることは、大変ありがたいことです。

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『日本人の戦争』書評(しんぶん赤旗 6月21日) [掲載記事・取材など]

『日本人の戦争』書評(しんぶん赤旗 6月21日)

しんぶん赤旗に『日本人の戦争』(文春学藝ライブラリー)の書評が掲載されました。『日本人の戦争』は副題が、「作家の日記を読む」となっているように、この書評にもありますが太平洋戦争中から戦後の五年間の作家たちの日記を読み解いたものです。戦争を賛美した作家、批判した作家、背を向けた作家、拷問に屈し転向した作家など、是非読んで頂きたい本です。戦争を賛美した作家たちで、その日記を隠さずに公表した方は偉いですよね。戦後父と親しくなった伊藤整さんもそのお一人でした。また他にも読んでいながら取り上げなかった作家たちもいるようです。例えば野坂昭如、中井英夫らです。私の大好きな作家なので取り上げて欲しかったです。ちょっと残念ですが、父なりの考えがあったでしょう。

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生誕98年の日(6月18日) [ドナルド・キーン]

生誕98年の日(6月18日)

父が亡くなって二回目の誕生日は、コロナウィルス問題もありささやかにお祝いしただけでした。

それでも海外からも国内からもお祝いやメッセージがかなり寄せられ、大変嬉しく思いました。

結局私は、プレゼントの整理やメッセージのお返事に、二日は費やしたと思います。

一部を父の遺影にお供えいたしました。父もさそかし喜んだことでしょう。

THE NEW YORKERは1994年4月4日号ですが、父の戦友で親友オティス・ケーリ先生のお嬢さんが贈って下さいました。書評欄には父のOn Familiar Terms:A Journey Across Cultures(邦題『このひとすじにつながりて』)がHenry Jamesの旅行記などとともに載っています。

因みにTHE NEW YORKERは父の愛読していた雑誌でした。「ニューヨークのインテリは皆読んでいます」と父はよく言っていました。亡くなる際にも自著などとともに並んでいました。最後のTHE NEW YORKERは読売新聞の記者が差し入れして下さいました。

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アンダーライン2(日本の文学より) [ドナルド・キーン]

アンダーライン2(日本の文学より)

今度は、中央公論社の当時すごく売れたと聞いている全集で、『日本の文学』の第40巻「林房雄・武田鱗太郎・島木健作」です。

この本のアンダーラインのことについて、私は最近『日本文学を読む・日本の面影』(新潮選書)の解説でちょっと書かせて頂きました。

この本にも、紙を千切った栞がはさまれていました。父のある種の癖のようなものだったと思います。

三島由紀夫の解説もかなり読みこんだと思われます。

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96歳で死去のドナルド・キーンさん(産経新聞 2019年3月28日) [掲載記事・取材など]

96歳で死去のドナルド・キーンさん(産経新聞 2019年3月28日)

父が亡くなって約一か月後の産経新聞の記事です。私が行った記者会見についてです。

追悼記事のご紹介もようやく終わりに近づいてきたと思われます。

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アンダーライン1(正岡子規全集より) [ドナルド・キーン]

アンダーライン1(正岡子規全集より)

以前に、父が読んだ本のアンダーラインについてご興味をお持ちの方がいらっしゃいました。そして勿論私もとても興味を持っています。父の引いたアンダーラインやメモなどを見ると、父の考え方は勿論、息遣いまで感じられるようで、時には胸が熱くなります。

今回は、『正岡子規全集 第十一巻 随筆一』からですが、昭和五十年に講談社から出ていて、相当に読み込んであることが分かります。

最後の写真には、父の手によってちぎられた紙がはさんでありますが、これがドナルド・キーン流栞なのです。

普通の栞を使うことは基本的にはなかったと思います。

父の読んだ本には、よくこういう手でちぎられた紙、時には買い物した時のレシートなどが挟み込まれています。それも勿論宝です。葉書が栞になっていることもまれにあります。

こういうことは生前にはあまり気にしていませんでしたが、今となっては貴重な思い出です。

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対談”平野啓一郎×ロバート キャンベル」(『文學界』7月号) [掲載記事・取材など]

対談”平野啓一郎×ロバート キャンベル(『文學界』7月号)

先日コメントにも書き込んで頂きましたが、2月24日のドナルド・キーンの命日に紀伊國屋ホールで開催された「黄犬忌」における平野啓一郎さんとロバート キャンベルさんの対談「ドナルド・キーンとは何者であったのか」が、『文學界』7月号に掲載されました。

ここでは出版社に考慮し、全文を掲載させて頂くことは控えさせて頂きますが、お知らせさせて頂き、ある程度時を経てから全文を掲載させて頂くことにいたします。

司会の堤伸輔さんの質問やお話が削除されたのはちょっと残念に思いましたが、このような場合そういうことはよくあることのようです。

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ドナルド・キーンと鞆の浦(2011年11月末) [ドナルド・キーン]

ドナルド・キーンと鞆の浦(2011年11月末)

父は鞆の浦へは計三回行ったと思います。

一回目は福山へ講演に行った時、主催者に案内して頂いたと思います。

二回目は、出発の2,3日前に突然「行きましょう」と言って、私と行きました。

写真はその時のものです。

背景はあまり美しくないかもしれませんが、鞆の浦の風景は、日本の原風景、またはそれに近く、それで父は気に入っていたと思います。

三回目は、山口県の長門市へ鳥越先生との対談で行った時、その帰りに東京新聞の鈴木さんらと一緒に行きました。

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ドナルド・キーンが愛した”鞆の浦”(『家庭画報』7月号) [掲載記事・取材など]

ドナルド・キーンが愛した”鞆の浦”(『家庭画報』7月号)

現在店頭に出ている『家庭画報』7月号に、「外国人著述家が愛する”次世代に伝えたい風景”」という項目があり、そこに父が好きだった広島県”鞆の浦”のことが出ています。

2010年に読売新聞日曜版の第一面に、別の写真で父の文章とともに大きく掲載されました。地元では大変喜ばれました。今回の文章はその時の文章を半分くらいに編集したものです。インタヴュー記事だったと思いますが、読売新聞の記者は父が話したことを、そのままに、とてもうまくまとめて下さいました。

この文章はいつか父の本に、完全な形で収録したいと思っています。

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「文藝別冊 志村ふくみ 一色を、一生をかけて追い求め」 [掲載記事・取材など]

『文藝別冊 志村ふくみ 一色を、一生をかけて追い求め』

最近KWADEムックで標題の本が刊行されましたが、染色家の志村ふくみさんとドナルド・キーンとの対談も掲載されました。

かつて父が連載していた『和樂』からの転載です。この対談は、『和樂ムック ドナルド・キーン 知の巨人、日本美を語る!』にも掲載されています。

今度の志村先生のムックは、志村先生を知るには格好の一冊だと思いました。

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