連載”ドナルド・キーンが遺した「日本を寿ぐ」”(東京新聞:1月3日) [掲載記事・取材など]
連載”ドナルド・キーンが遺した「日本を寿ぐ」”(東京新聞:1月3日)
今年初めての東京新聞の連載ですが、どうぞよろしくお願い致します。
今日で正月三が日が終わり、明日から少しずつ正月気分も抜けていくでしょうね。
今回は父のお正月をテーマに書いてみました。
連載”ドナルド・キーンが遺した「日本を寿ぐ」”(東京新聞:12月20日) [掲載記事・取材など]
連載”ドナルド・キーンが遺した「日本を寿ぐ」”(東京新聞:12月20日)
今回は、父が1966年に、アメリカとメキシコで本格的な能の公演をプロデュースした時のことです。あまり知られていないことですが。
永井荷風先生の書斎とご自宅を訪問(12月20日) [掲載記事・取材など]
永井荷風先生の書斎とご自宅を訪問(12月20日)
この日私は、市川市を訪問しました。
写真は、市庁舎にある荷風先生の書斎を訪問し、荷風先生のお孫さんに当たる永井壮一郎様と記念撮影していただいた時のものです。
荷風先生の書斎が、市庁舎に入ってとても分かり易いところにあり、だれもが気軽に見学できるというアイデアは素晴らしいと思いました。
中央のキャプションには、市川市菅野にあるご自宅を訪れたことのある、たぶん唯一の文人であるドナルド・キーンの、荷風先生についての一文が掲載されてありました。
文学ミュージアムにも案内していただき、また壮一郎様のご自宅、つまり荷風先生の旧宅にもお招きいただき大感激しました。
リフォームはされていますが、当時の建築の基本構造は残されていて、壮一郎様が、「このへんにキーン先生が座って、祖父と話しました」などというお話をお聞きした時は、感動で胸が熱くなりました。
この日私は、永井壮一郎様や市川市の皆様にとてもよくして頂き、本当に嬉しく思いました。
父が荷風先生を訪問したのが、1957年か1958年の暮と思われます。つまり父が荷風先生にお目にかかってから、60年以上を経て、お孫さんの壮一郎様と息子の私との対面が叶ったことになります。荷風先生もドナルド・キーンも天国から見守って下さったと思います。
陶芸家の梅田純一さんがラジオ深夜便に出演(12月15日) [掲載記事・取材など]
陶芸家の梅田純一さんがラジオ深夜便に出演(12月15日)
今日、早朝に陶芸家で、父の友人だった梅田純一さんがラジオ深夜便に出演されました。
タイトルは、「ドナルド・キーンさんが遺してくれたことば」でした。
連載”ドナルド・キーンが遺した「日本を寿ぐ」”(東京新聞:12月6日) [掲載記事・取材など]
連載”ドナルド・キーンが遺した「日本を寿ぐ」”(東京新聞:12月6日)
今月は、忠臣蔵の月ですので、父の忠臣蔵の英訳と三島由紀夫先生とのことについて書かせていただきました。もう今年は、一か月もありません。月並みですが、本当に月日が経つのは早いものです。
日本経済新聞のコラム「春秋」(11月9日朝刊) [掲載記事・取材など]
日本経済新聞のコラム「春秋」(11月9日朝刊)
なにかと多忙で、更新が滞りがちで大変失礼しています。
先月に引き続いて、今月も日本経済新聞の第一面のコラム「春秋」に父のことが掲載されました。
とても貴重で嬉しい記事です。
勿論このような時代にとって素晴らしい記事だと思いました。
父のハーバード時代は、1947年9月から10か月ほどで、後の駐日大使、ライシャワー教授の指導を受けています。
1948年9月から約五年間がケンブリッジ大学で、1953年8月末に京都大学留学のため来日しました。
ハーバード大学時代には、現在残されている父の最も古い俳句を詠みました。
「初雪や秋の紅葉も白く見ゆ」(1947年11月12日:25歳)です。
春秋の冒頭にある通り、父はこのころ、本当に日本に行きたくて仕方ありませんでした。
アメリカ政府の仕事について来日することを真剣に考えましたが、日本文学を勉強できないからと諦めました。
日本経済新聞のコラム「春秋」(10月25日朝刊) [掲載記事・取材など]
日本経済新聞のコラム「春秋」(10月25日朝刊)
知人が、今朝の日本経済新聞のコラム「春秋」を送ってきてくださいました。
「春秋」の執筆陣に父をよく読んでおられる方がいるのではないでしょうか。
とても良い着目点だと思いました。
ここで取り上げられている著書は、『果てしなく美しい日本』(講談社学術文庫)ですが、1959年にニューヨークの出版社からLiving Japanとして出ました。そして14年後の1973年にやっと日本語訳が出たのですが、今も版を重ねています。
父が京都大学大学院に留学して、日本で生活し始め、本格的に日本研究に打ち込んだのが昭和28年(1953年)ですから、その6年後の出版です。
その当時の日本の世相、風俗習慣、教育、政治や経済、勿論芸術文化にいたるまで、日本の歴史にも触れつつ言及していて、今読んでもまったく古さを感じさせない面白い本です。短い期間の日本の生活の中で、よくこれだけのことを書けたものだと驚いてしまいます。
「春秋」の筆者は、この本の中で、父の選挙についての記述に注目して下さったのですね。