しんぶん赤旗によるふたつの書評 [掲載記事・取材など]
しんぶん赤旗によるふたつの書評
昨年5月19日には、『ドナルド・キーンのオペラへようこそ!ーわれらが人生の歓びー』、そして12月22日には『ドナルド・キーンの東京下町日記』の書評がしんぶん赤旗に出ました。
『ドナルド・キーンのオペラへようこそ!ーわれらが人生の歓びー』の「蝶々夫人(マダマ バタフライ)」についての誤記のご指摘はその通りで、再版の時には訂正いたします。
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現存するオペラの最も古い演目の1つが『オルフェオ』で1607年イタリアのマントヴァで初演。その同じ年に日本では出雲阿国が江戸で評判をとり,オペラ発祥と同じ頃,日本で歌舞伎が誕生し,それが進化しつつ今も上演されているのは興味深いです。キーン先生の本を読んでからアリアを楽しむだけでなくオペラも観るようになりました。
ペンクラブの活動もされていたキーン先生ですが,コロンビア大学では様々な特別講義がされていてニューズウィークでも紹介されています。 https://www.newsweekjapan.jp/magazine/210360.php
以前紹介されたキャロル・グラック氏の著書でもまとめられているようですね。リベラルな姿勢がうかがわれます。今こそペンの力で平和を創り出していきたいものです。文化施設への戦闘行為による破壊はあってはならないと思います。
by 小林英子 (2020-01-07 12:39)