ドナルド・キーンさん死去(讀賣新聞 2019年2月25日)1 [掲載記事・取材など]
ドナルド・キーンさん死去(讀賣新聞 2019年2月25日)1
また逝去して翌日の記事です。読売新聞はかなり多くのスペースを割いてくださいました。
三回に分けてご紹介させて頂きたいと思います。
長らく父を担当して下さった記者の尾崎真理子さんが中心になって構成して下さったと思われます。瀬戸内寂聴先生、松浦寿輝先生もお心のこもった文章をお寄せくださいました。
当時は読む時間と気持ちの上の余裕がありませんでしたので、今初めて拝読する文章も多くあります。
以前NHKで流れた映像の中で,イノウエ教授がメールのやり取りの中で,「キーンさんは日本が平和であるために、日本人は日本文学をもっと真剣にとらえないといけないと何度も話していました。日本人が何者であるのか、どこから来たのか、心情を理解するのに文学作品を読まないといけないが、若い人があまり本を読まないのを悲しんでいました。キーンさんは自分のキャリアを作ってくれた日本の人たちに心から感謝していたし、日本への批判も深い愛から来るものでした」がとても印象的でした。
https://www.nhk.or.jp/d-navi/sci_cul/2019/10/story/story_191004/
やはり全集を読まないと丸ごと理解できないのではと少しずつ読み進めていこうと思います。
by 小林英子 (2020-02-03 00:24)