手帖の話6 [ドナルド・キーン]
手帖の話6
これは2013年の文藝手帖ですが、父が実際に書いた手帖の最後です。
父と私の筆跡が混在しています。
3月11日に大阪で講演して、翌12日にニューヨークに出発しています。
とんでもないハードスケジュールでした。
16日は、日本では無名ですがアメリカではかなり知られた作家で親友だった、Shirley Hazzardに会い、オペラも見ています。
ロンバルト先生はニューヨークの主治医でした。
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2013年と言えば亡くなる6年前でしょうか?
ご高齢なのにお忙しかったのですね。
キーン先生の生前のことを知ることができて、とても嬉しく思います。
by 和田純子 (2021-01-24 10:45)
Shirley Hazzardさんは、誠実な現代作家です。
https://en.wikipedia.org/wiki/Shirley_Hazzard
https://archive.org/search.php?query=Shirley+Hazzard&and[]=mediatype%3A%22texts%22&sort=-week&and[]=creator%3A%22hazzard%2C+shirley%2C+1931-%22
by K.K (2021-01-25 13:31)
Shirley Hazzard さんの本はまだ読んでいませんが,常盤新平が少し翻訳されているようですね。キーン先生と一緒にドン・カルロを観られたのですね。Shirley Hazzardさんもお亡くなりになられたようですが,キーン先生は,女性の素敵な作家たちと高齢になってからもオペラを観たり交流を深めておられて,見習いたい生き方です。
by 小林英子 (2021-01-25 18:27)
Shirley Hazzard には父と一緒に、三度会ったと思います。最後の時はベッドでした。四度目に行ったときはもう会えませんでした。父の落胆ぶりは相当なものでした。それからしばらくして訃報がありました。父の本棚には、彼女の本が大切に今もあります。形見のワイングラスでいつも白ワインを飲んでいました。今は私が使ったり、父にワインをお供えするときに使ったりしています。とても素敵なセンスのある方でした。
by 越後 角太夫 (2021-01-25 22:46)