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万葉集の研究者・青木生子先生 [ドナルド・キーン]

万葉集の研究者・青木生子先生

万葉集の研究家でいらっしゃった、日本女子大の学長もつとめられた青木生子(あおき たかこ)先生とは、父は親しかったと聞いていました。そんな関係で日本の女子大学の中で一番関係が深かったのも日本女子大学だったと言っていました。授業ではないけれど国文科で講義をしていたとも。

昨日、青木先生とも親しく、また父とも親しかった、日本女子大学の学長でもいらっしゃった後藤祥子先生が来てくださり、大変うれしく思いました。

その時に後藤先生は父が青木先生に贈呈した本を見せてくださいました。

とてもきれいなサインだと感心しました。


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江戸時代の『万葉和歌集校異』が実家にあり,良寛は加藤千蔭著『万葉集略解』を借りて、万葉集に注を書き入れました。学校では万葉集は平仮名で習いますが,元々は漢文で書かれていて簡単には読めないです。それでも読み継がれているのは,大きな魅力があるからでしょうね。
by お名前(必須) (2021-04-05 00:05) 

和田純子

万葉集の研究者の青木生子先生にキーン先生が贈呈した本にサイン入りのご本を後藤祥子先生がご持参くださったのですね。
アドレスで青木生子先生を検索しましたら、何とキーン先生より前の2018年11月にお亡くなりになっていました。
知らないことがキーン先生にはいっぱいありますね。
by 和田純子 (2021-04-05 12:58) 

K.K

女子教育の行く先は。
by K.K (2021-04-05 14:17) 

小林英子

青木先生は研究されていた万葉集からの「令和」が元号になるのを感慨深い思いでおられたでしょう。ロバート・キャンベル編著の『日本古典と感染症』の中で品田 悦一氏は万葉集の中に天平の天然痘の大流行は2か所に渡って書かれていたと書いてありました。中西進氏や品田 悦一氏も万葉集研究では有名ですが,品田悦一氏の『万葉ポピュリズムを斬る』も面白いです。
1.安倍政権は元号決定に対し、従来のように中国の古典ではなく、”国書”(この概念も明治以降のもの)からの漢字の採取に固執し、”令和”は”防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ”万葉集から採った、とするが、大変迂闊だった。
2.”令和”の二文字が採られた万葉集巻五の梅花歌の序、およびその典拠となっている文選の”帰田賦”や王義之の”蘭亭集序”を深く読むと、皮肉なことに権力者の横暴を許さないという(大伴旅人の)メッセージが込められている。
3.東歌は東国の農民等の歌(民謡)を集めたものという見方も昔あったが、今では庶民の作ではなく、地方に行った役人と地元豪族の合作という見方が通説。また万葉集がポピュラーになったのは明治以降のナショナリズムの勃興と平仄があったという事実がある。

万葉集も解釈によって面白いです。
by 小林英子 (2021-04-05 17:17) 

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