ゆっくりと静かに、永遠の眠りに(2月24日) [ドナルド・キーン]
ゆっくりと静かに、永遠の眠りに(2月24日)
今朝6時21分、養父ドナルド・キーンは、私に見守られて、しあわせに、泉下に下りました。
私は、父のぬくもりがゆっくり消えてゆくのを感じながら、愛する父の死を実感しました。
今、私の目の前で、マリア・カラスの歌声を聴きながら、例えようもなく素晴らしく美しい寝顔で横たわっています。まったく完璧な美しさです。
日本を終の棲家として選んだことは間違いではなく、日本と日本人の皆様に感謝の気持ちを持ち続け、最期のときを穏やかに迎えることができました。そして第一の母国であるアメリカも愛しつつ。
多くの業績と教訓を残してくれました。そのような父をもったことを、養子とはいえ光栄に思います。
父からも私からも皆様に心から、深く深く御礼を申し上げます。
今夜は久しぶりに父と枕を並べて寝ます。
数年前まで西ヶ原に住んでいました。
私もあの石垣の道が好きで、よく散策していました。
3.11の後、とにかく西に移住しなさい、と言う人がいました。
また、実際に海外に逃れた人も周りにいました。
そんな中、日本を愛している、だからこそ今それを示したい、とおっしゃって帰化なさった先生の記事を読んで、思わず涙が流れたのを思い出します。
全くもって美しい、見事な愛の示し方でした。
あの石垣の道で何度も先生をお見かけしました。商店街でも。
その度にお声掛けできないまま、心の中で、あの先生だ、と感じ優しい気持ちで見送っていました。
心からのありがとうと、感謝をこめて。
お父様、本当にお幸せでしたね。
by nmn (2019-02-25 00:50)
ドナルドキーン先生の日本を愛し
日本文学を英語で紹介してくれた
ことに感謝します。
ありがとうございました。
誠己様、今はお父様と最後のお時間を
お過ごしください。
by KOBA (2019-02-25 02:13)
先生の日本への深い愛情にあらためて感じ入っております
キーン先生どうぞやすらかにおやすみください
誠己様 ご看病ご介護おつかれさまでございました
お悲しみの中この記事を書いてくださってありがとうございます
おふたりのため遠方から心のうちでお祈りさせていただきます
、
by nanasinona (2019-02-25 06:58)
おはようございます。
昨日誠己様が報道陣に出された談話を読みました。
「父は苦しむこともなく、穏やかに永遠の眠りにつきました。自ら選んだ母国で日本人として、日本人の家族を持ち、日本に感謝の気持ちをささげつつ、幸せに最後の時を迎えました。日本文学に生涯をささげ、日本人として日本の土となることが父の長年の夢でしたから、この上なく幸せな一生だったと確信しています」
私たちには悲しいことですが、キーン先生は日本の土になれることが本当に幸せなんですね。
by free-style (2019-02-25 07:17)
年末から心配しておりました。キーンさんを追っかけて45年。私はキーンさんの遺志を継承していきたいと思います。日本の美、日本人の心、日本文学、そして原発への考え方などもう一度考えたいと思います。本当にありがとうございました。ぜひ誠巳さん、今後もブログを続けてもらえないでしょうか?またキーンさんの思い出品を紹介してもらえないでしょうか?
by キーンさん追っかけ横浜の獣医KK (2019-02-25 09:13)
朝新聞で読んでびっくり
ネットからここにたどり着きました
心よりご冥福をお祈りいたします
by よいこ (2019-02-25 13:05)
今日は朝から仕事に出かけて、キーン先生の事と誠己さんの事を想いながら仕事を頑張ってきました。
今ブログを開きましたら、誠己さんの優しいお言葉に胸がいっぱいになりました。
昨夜はキーン先生と枕を並びてお休みなったのを知り、どんなにキーン先生は嬉しかったことでしょう!
読売新聞の朝刊と夕刊ではキーン先生のことばかり読ませたいただきました。私の知らない事ばかりです。
芭蕉の奥の細道を若い時に英訳してから、伊勢神宮の式年遷宮を20年に一度の儀式を欠かさず奉拝していられた事が書かれてありました。
そして最後にキーンさんの人生の旅は終わったと96歳まで日本と海外のかけ橋であり続けた恩人にどう感謝の言葉を返すべきか、にわかには浮かばないと結ばれていました。
誠己さん、心温まるコメント本当にありがとうございました。
誠己さんの心の中にキーン先生はいつまでもご一緒だと私は思っています。
by 和田 純子 (2019-02-25 20:16)
誠己様
最後まで先生と寄り添って下さり
ありがとうございます
空を見上げると
先生の笑顔が見えました
先生の書かれた石川啄木の本をめくると
先生から淺造さんへのメッセージがありました
先生ーーー(;_;)涙が溢れてきます
今日も先生の本を読みます
誠己さんありがとうございます
by ピら手 (2019-02-25 20:17)
キーン先生がお亡くなりになり、先生の偉大さを日本中の人たちが感謝している様子が報道されています。
昨夜は静岡のローカルのニュースで2017年11月17日に日本平ホテルで開催されました「聞かせて、キーン先生」の映像が流れた時にはキーン先生先生にお会いして握手して頂いた時の感動が甦りました。
先生は富士山を見たかったようで、その日には富士山が見えたのを喜んでくださったようです。
誰にも対等に接してくださったキーン先生を何より私は宝物と思っています。
その時の写真を今年のカレンダーの11月にしたのを眺めている私です。
キーン先生の本を買って良かったです。
今まで本当にありがとうございました。
by 和田 純子 (2019-02-26 10:47)
皆様からのコメントを、感謝しつつ、嬉しく読ませて頂きました。今夜も父と枕を並べて休みます。
by 越後 角太夫 (2019-02-26 23:13)
誠己様
ありがとうございます。
先程テレビでキーン先生を偲ぶ特集の放送があり拝見しました。
先生からの平和へのメッセージを拝見し
先生が体験された悲惨な戦争を思いました。
先生は著書の中にもたくさんのメッセージを残して下さったので
しっかり引き継いで行きたいと思います
何かお手伝いできることがあればお声がけ下さい!
by ピら手 (2019-02-27 00:31)
キーン先生の訃報を聞き、あまりのショックで暫く何も手につきませんでした。
新年に入ってから、誠己様がキーン先生の元気なお姿のお写真を掲載して下さっていたのでお元気なご様子に安堵していたので、まさか・・・と。
食欲もおありで、執筆活動もされておられるご様子だったので、安心しておりました。
でも、苦しまれることなく、誠己様の腕の中で、泉下に下られたことはきっとどんなにお幸せだったことでしょう。
ずっと夢だった日本の土になられるのですね。
キーン先生のご冥福を心よりお祈り致します。
誠己様、キーン先生の素晴らしいご記録や日常、お素顔を届けて下さって本当にありがとうございました。
私も、キーン先生に遠くからでも出逢えることができて本当に幸せでした。
by MASAMI (2019-02-27 09:08)
誠己さんのコメント嬉しく読ませていただきました。
ブログでは昨年の夏頃から体調が悪いことは書いてありませんでしたので、私はお元気とばかり思っていました。
皆さんに心配させまいとの心配りだったのですね。私は
キーン先生とお会いしてから、このブログでキーン先生の色々と知ることができるのを楽しみで毎日見ていました。
本も買う事ができました。
友達からも17年の11月に会えて良かったねと電話もありました。私は母を亡くしたときのように心の痛みを感じています。
キーン先生に笑われないように頑張りたいと思っています。
by 和田 純子 (2019-02-27 16:26)
誠己さん長らくご無沙汰しております。キーン先生の訃報を知りほんと悲しみにくれてます、よく付き添い見守り最期まで看取り立派だと思います。
キーン先生の功績は永遠に日本の宝ですね。安らかにと祈っております。
誠己さんお疲れ出ませぬように。
by 風間和子 (2019-03-10 08:08)