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ドナルド・キーンの没後「初著書」はオペラの本 [ドナルド・キーン]

ドナルド・キーンの没後「初著書」はオペラの本

既に新聞発表がありましたが、父の没後のいわば「初著書」は、文藝春秋から4月10日に発売になるオペラの本です。

タイトルは、『ドナルド・キーンのオペラへようこそ!』(サブタイトルは、「わられが人生の歓び」)です。

https://www.amazon.co.jp/ドナルド・キーンのオペラへようこそ-われらが人生の歓び-ドナルド・キーン/dp/4163910077/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1551665291&sr=1-1&refinements=p_27%3A%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%B3


毎日新聞でも紹介されていました。



父はこの本が出版されるのを心待ちにしていました。

私も恥ずかしながら、あとがきを書かせて頂きました。


写真は、1月17日ですが、この本のサブタイトルが決まって笑顔を見せる父です。一か月半前はまだこんなに元気だったんです。どうしても写真が横になってしまいすみません。

DSC00027.JPG

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遊璃

久しぶりに投稿させて頂きます。
『黄犬ダイアリー』ご上梓の際のサイン会にて、キーン先生と誠己様にお目にかかった事のある者です。
この度は誠にご愁傷様でございました。
…と申しながらも、まだ私は実感が湧きません。
キーン先生は少なくとも120歳くらいまではずっとお元気でいてくださるような気が勝手ながらしていたので…もっと本当の事を申し上げてしまうと、ずっとお元気で日本を見守ってくださるような気がしておりましたので。
ブログも定期的に拝見しておりましたが、お元気そうなご様子を拝見出来るたびに、いつも遠くから嬉しい気持ちでおりました。

私はキーン先生のファンと言うには教養も知性も足りなさすぎますが、それでも真の偉大さ、お人柄の純粋さと誠実さにはいつも感銘を受けざるを得ませんでした。

誠己様、大変な中新著の情報ありがとうございます。
これからもどうか先生の事教えてくださいますようお願い申し上げます。
by 遊璃 (2019-03-05 09:58) 

和田 純子

キーン先生が楽しみになさっていた「ドナルド・キーンのオペラへようこそ」が4月10日に発売されるのですね。
オペラはよく分かりませんので、先生の本を買って読みたいと思います。
誠己さんお知らせありがとうございました。
お体をお大切にしてください。
by 和田 純子 (2019-03-05 16:30) 

ピら手

お知らせありがとうございます!
ぜひ読んでみたいです(^^)
by ピら手 (2019-03-05 23:12) 

和田 純子

キーン先生の本を楽しみながら読ませていただいております。
キーン先生は本当にオペラをこよなく愛していらしていたのを感じて、毎日の時間を有効に過ごされて凄い人生だったと感銘しています。私は時間を無駄に過ごして来たと反省しています。
ふと、子どもの小学校の先生が学力も大切だが人間的に成長するには音楽、美術なども大切であると聞いたのが脳裏をよぎり、まさにキーン先生はそのような生き方をなさっているのだと思いました。
キーン先生がMETで観た公演が302あるのにも驚きました。

by 和田 純子 (2019-04-18 14:26) 

ようこ

初めまして。私は直接にはあまり知らなかったのですが、父がその名前を口にしていた記憶があります。父は戦後米軍キャンプで働いたことがあるらしく、英語に親しみを感じていたみたいです。子供心に戦争は絶対いけないとも思っていたようです。
私は大学で国語科というところに少しいて、ビデオで人形浄瑠璃を見、その訳本を見て学習した覚えがあります。(全く身についていません)
また管弦楽でクラシック音楽を演奏したこともあり(アマチュアです)
その文化の違いに気持ちがついていけず、人形浄瑠璃は関西の言葉だったこともあり、すごく難しかったです。キーンさんがオペラ好きだったとは、洋の東西を問わず、芸術の本物を見ていたんですね。

訃報に当たり、色々な記事がインターネット上にあって、キーンさんの温かい笑顔に癒されました。キーンさんが愛した日本が、日本に来られてからも残っていたらよかったけれど、「貧しくとも豊かだった日本が、豊かだが貧しくなりはしないか」言い得ていると思います。
父は昨年春に亡くなり、今年の桜が見られなかったというのは同じですね。桜を愛でているキーンさん、見事に日本人でした。また、オペラの本を、手に取り確認する写真を見て、私も同じ本を手に取りたいと思い、今から注文するつもりです。戦後、文学を通してノーベル賞を取ったのは、本当はキーンさんなのかも知れませんね。ありがとう。
by ようこ (2019-04-22 02:58) 

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