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黒田杏子先生の書評(新潟日報 2月2日) [掲載記事・取材など]

黒田杏子先生の書評(新潟日報 2月2日)

一週間ほど前ですが、俳人の黒田杏子先生が、新潟日報の「にいがたの一冊」という書評のコーナーに、『ドナルド・キーンの東京下町日記』の書評を書いてくださいました。黒田先生の文章は明快で、俳人的な或る種の洗練された勢いがあって好きです。

2020-02-02新潟日報(「東京下町日記」黒田杏子先生).jpg

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コメント 9

ピら手

こんにちは。
キーン先生の新聞連載日記が書籍化されたことでより多くの人に先生のメッセージを届ける事ができますね!
若い人にも読んで欲しいと思います。
by ピら手 (2020-02-09 00:46) 

小林英子

黒田さんの文章は力く,明瞭ですね。黒田さんは金子兜太氏の弟子門下でなく雑誌「兜太」を引き継いでおられるとか。宇野千代さんの「おはん」も訳されていたのは知りませんでした。守備範囲が広範囲でいつもびっくりします。「下町日記」はとてもよくまとまっていて,もっと続いてほしかったです。まだ書きたいこと山のようにあったことと思います。「下町日記」から他のキーン先生の本や日本文化に関心を持つ人が増えるといいですね。

by 小林英子 (2020-02-09 01:28) 

和田純子

こんばんは!
今日は両親兄夫婦の法事を身内だけでやりました。
和尚さんが何事にも「ありがとう!」と言えるように過ごすことが大切であると仰られて、私は本当にそう思いました。
それはこのブログでキーン先生の偉大さと、日本文学の研究に生涯現役で尽くされたのを知り皆さまに「ありがとう!」と伝えたいと思いました。
黒田杏子先生の書評を読ませていただきました。
宇野千代さんの本は好きでした。
まさかキーン先生がおはんを取り上げていらしていたとは知りませんでした。
4月29日に黒田杏子先生の講演をお聞きするのが楽しみです。
by 和田純子 (2020-02-09 21:18) 

小林英子

キーン先生以前は,新潟に縁がある戦後作家は名前をあげるとしたら瀬戸内寂聴の世阿弥の「秘花」や貞心尼の「手毬」,水上勉「はなれ瞽女おりん」や「良寛」,中野孝次などの作家を思い浮かべていましたが,今やキーン先生の圧倒的存在感!ただキーン先生の国際性は正しく伝わっているか?はまだまだの感じもします。
キーン先生は,国際的視点で,特に戦中,戦後の音楽の(ナチス支配下にドイツにとどまったフルトヴェングラー等や亡命した音楽家等)あの時代の騒乱を目の当たりにし,さらに文学では戦中戦後と交流があった日本の文学者の黄金期を共に帆走し,本当に多角的視野を通して評価できる時代の証言者だと思います。それを評価できる人材が少ないというのが惜しい感じがします。(これは私の個人的感想です。私も本を読むまでわかりませんでした)。書籍離れが進む若者に,キーン先生と同時代を少しでも共有してきた私たち世代こそがキーン先生が伝えたかったことを伝えていきたいものです。
by 小林英子 (2020-02-10 00:42) 

キーンさん追っかけ横浜の獣医KK

「東京下町日記」は、まさにキーンさんを知らないビギナー読者には最適の本です。この中で、私どももやや戸惑うほどの勢いで、原発反対、護憲、東京オリンピック誘致反対を堂々と主張しており、こんなにブレない日本人はなかなかおりません。思うこと、信じることを素直にもの申す、この姿勢すら現代人が学ぶべきものでしょう。
by キーンさん追っかけ横浜の獣医KK (2020-02-10 10:26) 

和田純子

「東京下町日記」はキーン先生の想いがいっぱい詰まっていて、日本を愛してくださったのに本当に感謝します。
「日本人の質問」「このひとすじにつながりて」の文庫本はお手頃の値段で買うことができるので、是非若い方に読んでもらいたいですね。難しいことは抜きに、誰でも読みやすくキーン先生の人柄を知るのに役立つと思っています。
by 和田純子 (2020-02-10 16:24) 

小林英子

小学校6年生の国語の教科書(光村図書)に「かなえられた願いー日本人になること」(ドナルド・キーン)がすでに採用され,高校教科書では英語のCROWNのCommunication EnglishⅢ で'An American in the Heart of Japan' / Donald Keene が採用されています。英語の副読本も含めるとまだ他にもキーン先生のエッセイを読む機会はあるかとも思います。普通に教科書でキーン先生のエッセイを読む時代です。
ただこれにとどまらず,もっと深く追及していってほしいと思います。教育の根本的な問題も絡んできますが。
文学が普遍的なテーマを持っていること,そして海外の文学も絵画も音楽も同じような普遍性を共有していることなども深めるとより豊かな世界になると思います。是非「下町日記」から世界の文学へ!
by 小林英子 (2020-02-10 18:12) 

お名前(必須)

皆様から素敵なコメントを、嬉しいです。
ドナルド・キーンの現段階の評価は総じて表面的だと思いますし、これからきちんとした評価を広めていくことが私の仕事でもあると思います。どうぞよろしくお願い致します。

by お名前(必須) (2020-02-10 20:19) 

きーんさん追っかけ横浜の獣医KK

教科書に紹介されていて感激しました。国語教科書にあるキーンさんの「もう一つの外国語を学び、自分が常識だと思うことも外国では常識ではないかも」という言葉は初めて聞く言葉ですが、ここには戦争体験されたキーンさんの切実な希望や期待が込められており、すばらしい言葉です。キーンさんは日本人にとって大事な現代思想家だったなあ。
by きーんさん追っかけ横浜の獣医KK (2020-02-15 16:39) 

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