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「折々のことば」に登場(4月17日) [掲載記事・取材など]

「折々のことば」に登場(4月17日)

今日の朝日新聞の「折々のことば」に、ドナルド・キーンが登場しました。以前にも二度ほどちょっとだけ登場したことがありましたが、今回は父の文章が、『黄犬交遊抄』から引用され、鷲田清一先生のコメントが添えられました。コメントは、父の思考や人柄までも的確に読み込まれていて感心しました。このように評価して下さることは、父にとっても嬉しいことでしょう。私も嬉しく思いました。

原典は、「心は、一枚の紙」という週刊文春に2011年に出た随想からの引用でした。

2020-04-17朝日新聞(折々のことば)『黄犬交遊抄』より.jpg

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和田純子

おはようございます。
昨日朝日新聞の「折々のことば」にキーン先生の文章が載っていられ、誠己さんがお知らせくださるとありましたので、今朝見ましたら載っており嬉しく思いました。私も
「黄犬交遊抄」を昨日読み終わり、キーン先生が自分の心を一枚の紙と思う時があると書かれているのを読み、本当に真摯に心を込めて原稿を書かれていたのだと思いました。
by 和田純子 (2020-04-18 09:07) 

キーンさん追っかけ横浜の獣医KK

「心は、一枚の紙」を知った時に90歳なのにと思ったものですが、96歳を迎え入院直前まで碩学の日々ができたことは奇跡に近い。キーンさんの魂の強さと誠巳さんの愛情あふれる気づかいの結晶だと思います。
by キーンさん追っかけ横浜の獣医KK (2020-04-18 09:42) 

和田純子

本当にキーン先生は素晴らしく、誠己さんを心より信頼して、会ってから2か月も経たないのに、美しい人で、湧き水のような清さがあると仰っていたのを読み、誠己さんに出会ったのを本当に感謝して逝ったのだと思いました。素晴らしい絆で結ばれていたのですね。

by 和田純子 (2020-04-18 15:34) 

ピら手

こんにちは。
「心は、一枚の紙」とても素敵なエッセイですね。改めて『黄犬交遊抄』を読み返してみました。
(^^)
北区立中央図書館で見た先生の直筆原稿を思い出しました。
by ピら手 (2020-04-18 16:11) 

小林英子

私の場合は「私は自分の心を1つのザルだと思う時がある。新しい知識を得れば,それを心のどこかに書き留めたつもりが,いつのまにか消え去ってしまっているのに気づくのである」です。キーン先生の旺盛な好奇心,知識には圧倒されるばかりですが,所々に生きていくヒントが隠されており,それを探し当てるのがまた楽しみです。最近では文字にしてなかった交流関係の話題も推測したり。古来の人から受け継がれてきた良さを理解し伝えていくのは大切だと思います。
by 小林英子 (2020-04-18 22:01) 

和田純子

小林様のコメントを読ませていただきました。
自分の心を1つのザルと思う時があると書かれていますが、私は高齢になり、どんどん忘れ去ることが多く、川のように流れ去っていきますので、メモしてあるのを見たりしています。
その点、キーン先生は90歳過ぎても頭の中には知識がいっぱいあり、いつも机に向かって勉強しておられたのを知り、今勉強していますがすぐ忘れ去り若い時のようには覚えられません。
でも、皆様からいろいろと教わり、少しでも知ろうとするのは、キーン先生に出会ってからです。
今コロナで家にいる学生に本を読んで、少しでも心を豊かにできると良いなぁ!と思っています。
特に「黄犬交遊抄」と「日本文学を読む・日本の面影」ですね。
by 和田純子 (2020-04-19 10:33) 

小林英子

学びは楽しいですよね。2年前に分子栄養学を学び地球の進化と発展と生物の進化も学び分子栄養学アドバイザーの資格も取りましたが,文学としての見方から生命体としての進化としての視点も加わるとまた面白かったです。菌やウイルスとも戦い共存してきた歴史や動的平衡の観点から俯瞰して見ることができるので,あまりテレビの情報に一喜一憂しなくなりました。学びは一生続くものですよね。劇場に行けない昨今ですがMETのオンデマンド楽しんでいます。
by 小林英子 (2020-04-19 12:27) 

和田純子

小林様はキーン先生のように知らないことを学ぶのが楽しく思うのですね。
キーン先生が喜ばれているように思いました。
分子栄養学とか地球の進化と発展と生物の進化と、難しいことを学ばれているのですね。
地球の進化と生物の進化は地球温暖化に関係あるのでしょうか?

今は、両陛下が仰っていますが、新型コロナウイルスの拡大を「人類にとって大きな試練」は私もそう思っています。

戦後初めての小学校に入学して、校舎も焼けてなく、運動場で勉強した時代の私は、ふとその時のことを思い出しました。





by 和田純子 (2020-04-19 20:27) 

小林英子

和田様 ジャレット・ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』,サハリの『サピエンス全史』などベストセラーになっていますので,私の稚拙な言葉よりも面白いかと思います。読書は想像力の訓練にもなるし,本で心を癒す働きもあると思います。キーン先生と本で対話するのもとってもいいと思います。それにしてもヴァージニア・ウルフの『源氏物語書評』はすぐに古くなるものが巷にあふれている現在において,全然古臭くないから不思議です。

by 小林英子 (2020-04-19 22:29) 

和田純子

小林様 早速のコメント嬉しく思いました。私は
小林様のように学問が無いので難しく気持ちはとても有り難く承りました。ありがとうございます。私なりにキーン先生の本で対話したいと思います。
本当に勉強家で素晴らし方だと思っています。
by 和田純子 (2020-04-20 08:29) 

小林英子

国立劇場も閉鎖中ですが,You Tubeで歌舞伎が公開されているそうです。
https://www.pen-online.jp/creator/culture/imadakara_08/1?fbclid=IwAR2oS68rqanzkS1FXtMMfxb7gAa17SJXWL1EBLIYIRhuLLPKZsl4k5Iw1e0

キーン先生が何故エズラ・パウンドを推すのか「文学ときどき酒」丸谷才一対談集(中公文庫)を読んでようやく納得しました。キーン先生が丸谷才一,篠田一士と対談しているのですが,パウンドはムッソリーニを応援したりして思想的にはキーン先生とは正反対なんですが,パウンドの能の翻訳はウエーリーのよりずっと良いと書いておられました。いくつか翻訳のミスはあるということですが。キーン先生が学生の頃一番学生に評判が良かったのがエリオットだったけれど,今は(対談した頃)パウンドだとも書かれていました。フェノロサとパウンドのことも書かれていて,ようやくこのあたりの繋がりがわかってきました。
by 小林英子 (2020-04-22 14:43) 

和田純子

小林様
コメントを読ませていただき、私は早速You Tubeで期間限定配信、三月歌舞伎座「新薄雪物語、花見」の舞台映像で観劇しました。
今年、娘に買って貰った「オールインワン型」HPパソコンで全画面で観ました。
大きな画面が自分の目の前で、まるで特定席にいるような幸せな気分になりました。
本当に素晴らしい舞台と衣装が目の保養になりました。
本当にありがとうございました。

by 和田純子 (2020-04-23 19:36) 

小林英子

https://www.nijl.ac.jp/koten/learn/post-14.html?fbclid=IwAR2pqjChgF7ciQVItforxkjRktaD395bmaLl934-hk_9x3D5Uoy7EN3cvoM
日本古典と感染症について,国文学研究資料館のキャンベル先生がお話されています。100年前,200年前の日本も同じようにパンデミックをどう乗り越えてきたのか,非常にわかりやすく解説されています。この時期に是非ご覧になってください。
by 小林英子 (2020-04-25 00:23) 

お名前(必須)

細かい雑用に追われてご無沙汰している間に、素敵な、そして楽しいコメントを皆様から頂き、ありがとうございました。
父と丸谷才一、篠田一士(はじめ)の鼎談は、とても面白かったのですが、詳細は忘れたので読み返してみます。父は、パウンドには直接会っていませんが、出版社の社長を通じてちょっとやりとりがありました。鼎談でそのことにも触れていたかもですね。
by お名前(必須) (2020-04-25 14:52) 

和田純子

小林様
日本古典と感染症の記事教えてくださりありがとうございした。私は今朝の読売新聞に細菌学の記事が載っており、お産もウイルスの一部のようなことが書かれており、人間にとって必要でそれを上手に付きあっていくのが大切でるとありました。なるほどと思いました。
コロナウイルスは完全には消滅しないようです。

by 和田純子 (2020-04-25 20:16) 

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