或る推薦文(1997年) [掲載記事・取材など]
或る推薦文(1997年)
珍しいものが見つかりました。
1997年に紀伊國屋書店から出たビデオ評伝シリーズ「学問と情熱」のパンフレットに父が書いた推薦文です。
まあ、見事な推薦文で、驚くばかりです。日本語力もすごいです。
福田恆存が、父の日本語の文章に舌を巻いた話は有名です。一方中央公論の社長だった嶋中鵬二が、父の日本語にこなれない部分があっても、間違いでないし、面白いからそのままにしましょう、と言った話も伝わっています。
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南方熊楠,岡倉天心,角田柳作・・・興味深いビデオがあったのですね。熊楠について博士論文も書いて,粘菌研究されている知人がいますが,粘菌を顕微鏡写真で見ると本当に不思議です。水木しげるさんの漫画の『猫楠』や中沢新一の『熊楠の星の時間』も面白かったです。『茶の本』持っています。昔の研究者の努力は並大抵ではなかったと思いますが,その学者に着目するのはキーン先生ならではの視点だと思います。
by 小林英子 (2020-07-25 00:52)
キーン先生は本当に日本のことを研究されていたのですね。
学者の伝記を読んだことのない私は頭が痛いですね。
学問に情熱をかけていらした方を知りました。
岡倉天心が英語で「茶の本」を出していたのは知りませんでした。
by 和田純子 (2020-07-25 09:11)