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日本文化センター創立10周年の節目に(1996年「新潮」7月号増刊) [掲載記事・取材など]

日本文化センター創立10周年の節目に(1996年「新潮」7月号増刊)

これも最近父の本棚から見つけたものです。

新潮社の100年記念として、文芸誌「新潮」の臨時増刊号です。

そこにドナルド・キーンが、「日本文化センター創立10周年の節目に」と題して、コロンビア大学にあるDONALD KEENE CENTER of Japanese Cultureについて書いています。こういう文章はなかなか著書には掲載されにくい文章だと思いますので、大変貴重ですし、私にとっては面白かったです。

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コメント 7

和田純子

数多くの著作の本棚から見つけられた本をお読みになって、貴重な文章を掲載くださり嬉しく思いました。
安部公房の作品「棒になった男」面白い題名ですね。
井川比佐志さんが演じたのを見てみたいですね。
by 和田純子 (2020-07-26 10:32) 

小林英子

島田雅彦『君が異端だった頃』の中に安倍公房との交流も描かれていて面白かったです。安倍公房の『箱男』は公房自身だと書いてありました。島田雅彦はコロンビア大学のポール・アンドラ氏の招へいでコロンビア大学客員教授として着任し,そこで中上健次と交流したり,ブレッド・ド・バリー教授と酒井直樹教授と共にコーネル大学でセッションを行いポストモダンについて話したそうです。キーン先生とも交流あったかもしれませんね。上の2番目の画像がクリックしても読めませんでした。
by 小林英子 (2020-07-26 19:30) 

和田純子

やはり、上の2番目がの画像読めなかったのですね。私の
やり方が悪いと思っていました。
小林様に教わりました青空文庫でいろいろと昔の作家の本を読み直しています。
志賀直哉の本は亡き兄が好きでしたので懐かしく読むことができて本当に便利ですね。
このブログで勉強させていただいています。
ありがとうございます。
by 和田純子 (2020-07-26 20:48) 

お名前(必須)

安倍公房は1975年にコロンビア大学から名誉人文科学博士称号を授与された時も,島田雅彦の本によると,ホテルに籠りっきりだったそうです。フェリックス・ガタリ氏と会う約束して,ホテルのロビーで背中合わせに座っていて気づかないですれ違いになったとか,面白いエピソードばかり。個性的な方だったようですね。
by お名前(必須) (2020-07-26 21:20) 

越後 角太夫

2枚目がどうもうまくいきません。横になってしまっているみたいです。縦の状態にできません。横でもなんとかお読み頂けると良いのですが、・・・。
島田雅彦には父は会ったと言っていました。コロンビア大学ででしょうね。ポール・アンドラ先生の招へいとは存じませんでした。ブレッド・ドバリー先生らとのコーネル大学でのセッションのことも存じませんでした。小林様はよくご存じでいらっしゃいますね。ブレッドとは父亡き後も親しくさせて頂いています。
by 越後 角太夫 (2020-07-26 22:16) 

小林英子

綺麗に読めました。ありがとうございました。
島田雅彦は客員教授でなく客員研究員として迎えられたのでした。外大でロシア語を学び,『オペラ・シンドローム 愛と死の饗宴』の著書もあり,オペラファンでMETでも観劇したそうです。著書『彗星の住人』を後に『Jr.バタフライ』として2004年にオペラ化し、台本を島田自身が担当、三枝成彰が作曲してプッチーニ・フェスティバルで上演したそうです。幅広い活躍されておられるようです。芥川賞も三島賞もかなわなかったそうですが選考委員にはなられたようです。
by 小林英子 (2020-07-27 00:49) 

和田純子

ご丁寧に直してくださりありがとうございました。
読むことができました。
誠己さんの誠実さが滲み出ていられますね。
小林さんは本当に何でもご存じですね。
by 和田純子 (2020-07-27 10:59) 

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