ちょっと不思議な話 [ドナルド・キーン]
ちょっと不思議な話
ちょっと不思議な話かもしれません。
書斎の、ヴェランダへの出口に観葉植物がありました。
植物の名称は分かりませんでした。
すごく元気で一時は天井まで届いてしまい、おやおやと思っていました。
父は、「これは芳賀徹さんから頂いたものです」と言って大事にしていました。
芳賀さんが、家を改築されるときか何かに、30年前とか言っていましたが、この部屋をご一家にお貸しして、その時にお礼にいただいたそうです。
観葉植物ですからそんなに水をやる必要もなかったでしょうが、時々如雨露で水をやっていました。
父の最晩年、この植物も寿命に近づいたのか明らかに元気がなくなってきました。
父が亡くなった時には、かなり弱弱しい状態で心配でした。
その年の夏に、芳賀先生にお目にかかった時に、
「いただいた植物を父は大事にしていたのですが、最近はかなり弱ってきました」と言ったら。
「ではそのうちに買い替えてあげましょう」
と笑顔でおっしゃいました。
それから7か月後くらいに芳賀先生はお亡くなりになられました。
そして時を同じくして、この観葉植物は写真のような状態になりました。
しかし捨てるに捨てられず、写真の状態のまま、今日もいつもの場所に置いてあります。
こんにちは。
ドラセナコンシンネでしょうか。
5℃以下だと枯れてしまうようです。
暖かい室内の窓際などに置いて復活してくれると嬉しいですね。
by ピら手 (2021-02-12 21:49)
ドラセナコンシンネていうんですか。貴重な情報をありがとうございます。調べてみますね。復活してくれると本当にうれしいです。
by 越後 角太夫 (2021-02-12 23:23)
30年とは長いですね。 長く同じ鉢だと成長するにつれ根詰まり起こすこともあるので,植え変えたりした方がいい場合もあるようです。観葉植物の専門家にお聞きするのがいいかと思います。植物が弱った時期が持ち主の分身であるかのようですね。
キーン先生の筆立てにあった櫛についていたマークをどこかで見たことがあると思っていたら,リーガロイヤルホテルのマークでした。早稲田の大隈庭園の近くにもリーガロイヤルホテルありました。
by 小林英子 (2021-02-12 23:41)
芳賀先生から頂いた観葉植物が弱ってしまったようで残念だと思いました。
ピら手さんは観葉植物にお詳しいのですね。
復活することを願っています。私は
観葉植物が部屋にあると良いので、小さなものを良く買います。
でも、何年後には枯れてしまいますね。
by 和田純子 (2021-02-13 08:24)
植物の専門家がいますので、写真で見てもらって質問してもらいましょう。皆様からご心配いただき、父も芳賀先生も喜んでいるでしょう。
櫛は、早稲田の会合でよくリーガロイヤルホテルの行きましたからその時にもらったものですね、間違いなく。
by 越後 角太夫 (2021-02-13 10:09)