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角田柳作先生のサインと落款 [その他]

角田柳作先生のサインと落款

これは父が、コロンビア大学の恩師・角田柳作先生から頂いたと思われる本です。

能勢朝次先生の『能楽源流考』です。

先日ご紹介した小西甚一先生と能勢朝次先生とは姻戚関係にありました。

小西先生のご遺族から、たぶん父は能勢先生にもお目にかかっている、とのことでした。

いずれにしても角田先生のサイン(R.Tsunoda)と落款入りの貴重な本です。

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コメント 3

小林英子

小西先生も幅広い研究された方でしたが,能勢朝次先生も膨大な著書を残しておられ,その時代の研究者の第一人者だったのでしょうね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%BD%E5%8B%A2%E6%9C%9D%E6%AC%A1#%E5%8D%98%E8%91%97

『徒然草』にせよ,時代によって人々を惹きつけた部分が異なったり,解釈のし方も少し異なっていたということもあるようですね。現代の解釈と比較したら面白い発見があるかもしれません。

『日本を寿ぐ』の中の泉鏡花の『海城発電』は,初めて知った小説ですが,現代の私には「神崎」という人物は,哲学者のハンナ・アーレントがアイヒマンの裁判を傍聴して,「悪の凡庸さ」と言ったことにも通ずるような,自分の仕事を忠実にやる人物に思えました。

お化けの話が多いのも,鏡花の母方はお能関連の方で,あちらの世界の話も身近だったのかもしれません。
大学の時のフランス語の先生が,「夏は蚊帳の中で泉鏡花を読むのが一番!」と大学の通信に書いておられたのを思い出しました。

by 小林英子 (2021-07-10 00:03) 

越後 角太夫

私は文学青年では全くなかったですが、鏡花は読み始めたら止まらなくなった記憶があり、今もファンで、父とも鏡花の話は盛り上がりました。若いころ新派の名優たちの鏡花の芝居を見るチャンスはいくらでもあったのに観なかったのは迂闊だったです。文楽の修行時代で時間がなかったこともありますが。
by 越後 角太夫 (2021-07-10 11:09) 

和田純子

小林様は本当に先生をなさった方だけあって、キーン先生と同じように文学など他にも詳しいのに感心するばかりです。私は
子ども頃は本も買えず、今のように図書館も無かった時代ですので、今自分のお金で買い読んでいる状態です。
泉鏡花は教科書で教わったので知る程度です。
本は心の宝物だと思うようになりました。
by 和田純子 (2021-07-10 19:17) 

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