佐渡郷土文化 [ドナルド・キーン]
佐渡郷土文化
『佐渡郷土文化』は、郷土誌としてはかなりレベルの高い雑誌だと思います。
以下のYouTubeを見て頂けると、その歴史や背景などがよく分かります。
父の佐渡における足跡を調べる段階で行き当たり、北区立中央図書館を通じて、父について記載のある『佐渡郷土文化』を、佐渡市立中央図書館から取り寄せてもらいました。
私が知る限りにおいては父は、芸能調査などで四回は訪れています。
『佐渡郷土文化』には、そのうちの二回について記載があり、そのうちの一回はかなり詳しいものでした。
一番最初に行ったのは、1956年(昭和31年)8月で早稲田大学の鳥越文藏先生もご一緒でした。
『佐渡郷土文化』の表紙を飾った、「罪なくも流されたしや佐渡の月」の句は、その時に詠まれたものだそうです。
現在の編集者の山本修巳(よしみ)さんには、2007年くらいに佐渡でお目にかかったことがあります。
そのお父さんの、山本修之助さんが創刊されたようですが、父はおふたりとも存じ上げていました。
佐渡は芸能の宝庫ですから、父も大変楽しんだようです。
YouTube早速見ました。
キーン先生は山本修巳さんとお会いされているのですね。
『佐渡郷土文化』の表紙に「罪なくも流されたしや佐渡の月」の句が載っていらしたとは、俳句も素晴らしいです。
by 和田純子 (2021-09-27 20:00)
ありがとうございます。この俳句は、自分の著書にも載せていますし、英訳も残しているくらいですから、愛着があったのでしょうね。
by 越後 角太夫 (2021-09-27 21:47)
私が生まれる前からキーン先生は佐渡を訪れていたのですね。義兄の両親が佐渡出身ですし,私も小学校の運動会で「佐渡おけさ」を毎年踊っていた記憶があります。かつて新潟だけでなく寺泊からも佐渡へのフェリーが出ていました。順徳天皇や世阿弥や歴史的に重要な島ですよね。北前船よりはるか以前,縄文時代から,糸魚川翡翠が東北や北海道に渡っていたのは海の航路を利用していたという説もあるようです。姉も兄も元教員でしたが,新潟には優れた郷土史がたくさん残っている話もしていました。読んでみたいです。
by 小林英子 (2021-09-27 23:28)
寺泊から佐渡へのフェリーが出ていたことは覚えています。確か小木との往復航路だったと思います。父が昭和31年に初めて行ったときは、鳥越文藏先生と一緒で直江津から乗ったそうです。直江津まで京都から蒸気機関車で行って、直江津で銭湯にはいってさっぱりしたとのことでした。
by 越後 角太夫 (2021-09-28 22:17)