青い目の太郎冠者(毎日新聞:1954年2月18日) [ドナルド・キーン]
青い目の太郎冠者(毎日新聞:1954年2月18日)
極めて珍しい記事が見つかりました。
ドナルド・キーンが初めてマスコミに登場した時と言っても、たぶん過言ではないと思います。
毎日新聞の関西版のようです。
「青い目の太郎冠者」で副題は「留学の米人博士が狂言習う」です。
この記事によって来日して半年後の2月17日が狂言初稽古だったことが分かります。
師匠は、大蔵流の故茂山千之丞さんですが、私も20歳代前半に二年間千之丞さんから狂言を習いました。
場所は、京都の今熊野日吉町の下宿「「無賓主庵」です。
この記事を、取材して書いたのは、山田庄一さんと言って、後に文楽の演出家になった方で、当然私も大変お世話になりました。
アップした写真では文字が小さすぎて見えないと思います。ごめんなさい。
青い目の太郎冠者のニックネームは、山田庄一さんの命名だったことが分かりました。
そして1954年からずっと使われていることも。