松浦武四郎1 [ドナルド・キーン]
松浦武四郎1
父の近著『日本を寿ぐー九つの講演』に松浦武四郎についての講演(タイトルは、「松浦武四郎を読んでみて」)がありました。
当ブログでもちょっと話題になりました。
朝日新聞の「続百代の過客」に、「松浦武四郎北方日誌」を連載したことでこの講演を主催者から依頼されたと思われます。
朝日新聞に連載した時に読んだ本が、父の本棚に並んでいます。
『松浦武四郎紀行集』(上、中、下:冨山房)がそれです。
全部読んだとは限りませんが、かなりの部分を読んだ形跡があり、特に執筆の対象となり参考としたところは例によって下線やメモがあります。
また松浦武四郎のデッサンは、おもしろくてうまくて、観察力もあって感心してしまいます。
表紙の裏に、このように、読んだ頃の年月日や場所が書いてあることもあります。父の独特な筆跡でDonald Keene Tokyo December 1986とあります。