生誕99年のお墓参り [ドナルド・キーン]
生誕99年のお墓参り
今日はまさに、父が生きていたら99歳の白寿の誕生日でした。
いつもなら何人かは集まって下さるのですが、このところ私が大変忙しかったものですから、10日後くらいにその集まりは変更していただきました。
ということで今日は私一人で、ささやかにお花をお供えして、さっとお墓を掃除してお参りいたしました。
海外の教え子たちから、メールをいただきました。
皆様、いつものようにバーチャルお墓参りをよろしくお願いいたします。
紫陽花がとってもきれいでした。
父も天国から楽しんでみていたでしょう。
今日の日本経済新聞のコラム(6月17日) [ドナルド・キーン]
今日の日本経済新聞のコラム(6月17日)
今日の日本経済新聞のコラム「春秋」に、ドナルド・キーンについて触れられていました。
故田辺聖子さんとは、文化勲章を同じ時にいただきましたからお話はしたことがあるそうです。
たぶんその時が最初で最後だったと思います。
早速文藝春秋を買って読まなければと思いました。
田辺さんの小説なども読んでみたいと思いました。
ニューヨークの家にて1(2011年7月2日) [ドナルド・キーン]
ニューヨークの家にて1(2011年7月2日)
ニューヨークでの或る日のお昼前のひと時です。
見ている本はロシア語の『百代の過客』です。
ロシア語は分かりません、と言っていましたが、少し声に出して読んでいました。
ケンブリッジ時代に、日本語を止めようと思ったときに始めたのがロシア語でしたから、そのときの記憶でしょうか。
そしてペンをとってサインをしてくださいました。
「石川啄木に日記を読み解く 最初の現代日本人」1(2017年) [ドナルド・キーン]
「石川啄木に日記を読み解く 最初の現代日本人」1(2017年)
2017年にドナルド・キーン・センター柏崎の企画で、「石川啄木に日記を読み解く 最初の現代日本人」と題した展示を石川啄木ゆかりの土地の図書館を主として巡回しました。
その時のパンフレットが見つかりましたのでご紹介させていただきます。
私は見に行くことができませんでしたので、すっかり忘れていました。
二回に分けてご紹介させていただきます。
青い目の太郎冠者(毎日新聞:1954年2月18日) [ドナルド・キーン]
青い目の太郎冠者(毎日新聞:1954年2月18日)
極めて珍しい記事が見つかりました。
ドナルド・キーンが初めてマスコミに登場した時と言っても、たぶん過言ではないと思います。
毎日新聞の関西版のようです。
「青い目の太郎冠者」で副題は「留学の米人博士が狂言習う」です。
この記事によって来日して半年後の2月17日が狂言初稽古だったことが分かります。
師匠は、大蔵流の故茂山千之丞さんですが、私も20歳代前半に二年間千之丞さんから狂言を習いました。
場所は、京都の今熊野日吉町の下宿「「無賓主庵」です。
この記事を、取材して書いたのは、山田庄一さんと言って、後に文楽の演出家になった方で、当然私も大変お世話になりました。
アップした写真では文字が小さすぎて見えないと思います。ごめんなさい。
青い目の太郎冠者のニックネームは、山田庄一さんの命名だったことが分かりました。
そして1954年からずっと使われていることも。
伊東市宇佐美の味処「吉長」 [ドナルド・キーン]
伊東市宇佐美の味処「吉長」
今はもう、10年以上も前になくなった伊東市宇佐美にあった御贔屓のお店のパンフレットです。
当時はかなり有名なお店でしたが、ご主人がなくなると間もなくお店を閉じたそうです。
お正月に、毎年のように、親友だった永井道雄先生のご一家や安部公房さんなどと行っていたようです。
父はよく懐かしそうに、「きっちょう」と言っていました。
「味処 魚料理 吉長」です。
おいしそうなメニューがたくさん載っています。
永井道雄先生は、
「山に花 味に心」
ドナルド・キーンは、
「初春や 吉日めでて 長く飲む」
安部公房さんは、
「山を越えて 吉長を食べにくる」
とそれぞれが吉長さんに賛辞を送っています。
ドナルド・キーン『百代の過客』出版を祝う会の案内状(1984年10月30日) [ドナルド・キーン]
ドナルド・キーン『百代の過客』出版を祝う会の案内状(1984年10月30日)
朝日新聞に連載していた時から好評だったドナルド・キーンの『百代の過客』が出版された時のパーティの案内状がみつかりました。
発起人のメンバーがそうそうたるメンバーで目が眩んでしまいそうです。
私の知らない方も二名ほどおられます。
庄司薫さん以外は皆様故人ではないでしょうか。
もし間違っていたらごめんなさい。
「ドナルド・キーン先生と草加のゆかり展」(6月10日から6月25日) [ドナルド・キーン]
「ドナルド・キーン先生と草加のゆかり展」(6月10日から6月25日)
草加市の、父が命名した「漸草庵 百代の過客」で「ドナルド・キーン先生と草加のゆかり展」が開催されます。
とても楽しい企画のようですので、会期中に私も是非おうかがいしたいと楽しみにしています。
このようにドナルド・キーンを大切に考えていただいて、うれしい限りです。
悼む 鳥越文藏先生(毎日新聞:6月7日) [掲載記事・取材など]
悼む 鳥越文藏先生(毎日新聞:6月7日)
元毎日新聞の中澤雄大さんが、鳥越文藏先生の追悼文を書いてくださいました。
人間味あふれる鳥越先生の素顔を、心のこもった文章で書いてくださいました。
あらためてご冥福をお祈り申し上げます。