『日本人の戦争ー作家の日記をよむ』(文春学藝ライブラリー 2月10日発行) [ドナルド・キーン]
『日本人の戦争ー作家の日記をよむ』(文春学藝ライブラリー 2月10日発行)
かつて文藝春秋の文芸誌『文学界』で一挙掲載され、2009年に単行本になり、その後文庫本になった『日本人の戦争』が今回文春学藝ライブラリーの一冊として生まれ変わりました。
父がこの原稿を執筆していた時、私はまだ父の傍にはいませんでしたが、父からいろいろ聞いていたので記憶しています。特に出版社から依頼されたわけでもなく、自ら止むに止まれず、本当に心から書きたくて書いた原稿で父の気持ちのこもった見事な一冊と言えると思います。それだけ読み応えのある本で、私は三回読みましたが、また読んでみたいと思っています。最後に平野啓一郎さんとの対談もあります。