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手帖の話2 [ドナルド・キーン]

手帖の話2

例えばこれは2011年の文藝手帖です。

父は、ニューヨークにいます。

6月7日を見ると、鉛筆で、

「文芸春秋 インタビュー 午後」と書いてあります。

つまり文藝春秋の記者がわざわざ日本から取材に来たようです。

確認したところ、亡くなるまで父の担当をしてくださった曽我麻美子さんという編集者が、取材に来てくださったそうです。

曽我さんにとってこの時が父との初めての出会いだったそうです。

父は基本的に手帖は鉛筆で書くことが多かったようです。

手帖はいろいろなことを語ってくれるので貴重です。

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