井澤元一生誕百年記念展のパンフレット(2009年6月) [その他]
井澤元一生誕百年記念展のパンフレット(2009年6月)1
珍しいパンフレットやチラシなどもどんどんご紹介したいと思っています。
父は、平山郁夫、東山魁夷、加山又造ら高名な画家たちとの交流についても知られていますが、井澤元一さんは父と一番親しい画家だったと言えると思います。
京都のギャルリ―宮脇で生誕百年記念展があったときに、パンフレットに父は文章を書きました。二度にわたってそのパンフレットをご紹介させていただきますが、父の文章は二回目に掲載させて頂きます。
伊豆へ(3月6日) [その他]
伊豆へ(3月6日)
久しぶりに父とよく行った、父が好きだった伊豆に行ってきました。
早速父とよく行った網代の「笑ぎょ」に行ったら、お店の方たちに歓迎していただきました。父と一緒に食べた、地魚のお刺身定食をおいしくいただきました。
太宰治展示室(2月28日)2 [その他]
太宰治展示室(2月28日)2
井伏鱒二から贈られた備前の花瓶にはきれいな花が生けられていました。
座り机もあり、実際に座って執筆している感じを体験できる楽しさもありました。
若いファンの方でしょう、入れ代わり立ち代わり、太宰人気は根強いと思いました。
とてもいい空間で、三鷹市はいいアイデアを持っているなあと思いました。
太宰治展示室(2月28日)1 [その他]
太宰治展示室(2月28日)1
太宰治文学サロンの後、今度は昨年12月8日にオープンした三鷹市美術ギャラリーの中にあると言ったらよいのか、隣接していると言ったらよいのか迷いますが、太宰治展示室に行きました。地図にもある通り三鷹駅の改札口を出てすぐの商業ビルの、たぶん最上階にありました。
スペースは、ここも狭いですが、若い人にもアピールするようななかなかうまい展示だと思いました。
写真撮影できる場所は限られていました。
写真にはないですが直筆の色紙や軸、スケッチなど面白かったです。
6畳の書斎が再現されていて、実際にはいって座ってみたり、太宰気分になれるところがいいですね。
実際に太宰が着たものではないでしょうが、太宰のある意味象徴かもしれない二重回しもありました。
床の間の掛け軸は佐藤一斎でしたが、こんなところにもドナルド・キーンとのご縁を感じました。
太宰治文学サロン(2月28日) [その他]
太宰治文学サロン(2月28日)
山本有三記念館の後、駅前の通りをちょっと行ったところの太宰治文学サロンに行きました。
広いスペースではないけれど、年譜や照会のパネル、それに10年間ほど住んだ三鷹の太宰の家のミニアチュール(とてもよくできていました)、掲載誌や著作などが見やすく、分かりやすく展示されていました。
そして井伏鱒二に預けてあったという火鉢もありました。
またいわゆるグッズの種類がとても多くて、太宰人気がうかがわれました。私ももちろん買いました。
決して広くはないけれど、太宰を親しく知るには、とてもよい空間だと思いました。
ここでも関係者にお目にかかり、運営の仕方、集客数、展示品の所有権などお聞きして、私自身よい勉強させていただきました。
山本有三記念館(2月28日) [その他]
山本有三記念館(2月28日)
三鷹市にある山本有三記念館に行ってきました。
父とは戯曲『米百俵』を翻訳したことが一番のご縁でしょうか。
父が菊池寛賞をいただいた時の審査員でもいらっしゃいました。
少なくとも二度はお目にかかったと思われます。
父の話では、お手紙を差し上げてご自宅に会いに行ったとのこと。
今回記念館に行って、お聞きしてみましたが父が訪問したことなど、記録にはないようでした。
しかし記念館の建物はとても素敵でしたし、展示品などもとても楽しめました。
また行ってみたいですね。
芳賀徹著『文明の庫』(中央公論新社) [その他]
芳賀徹著『文明の庫』(中央公論新社)
父の親友と言ってもよかったと思います。昨年の今頃、つまり父が亡くなってほぼ1年後にお亡くなりになられた芳賀徹先生の著書『文明の庫』(中央公論新社)が出版されました。父について書いてくださった個所もありましたので、ご紹介させていただきました。
また若いころの父をよく知る方でもありました。
父の著書『日本人の西洋発見』を翻訳して下さいました。
父のお別れの会にはお元気で来てくださり、素晴らしい追悼文をお寄せくださったり、その年の7月にはお目にかかりもしたのですが、お亡くなりになられたときは驚きました。
父とは研究の方向が共通していた部分も多く、父は芳賀先生の著書からの引用をよくしています。芳賀先生のお父上は、歴史学者の芳賀幸四郎先生ですが、この方の引用も父の著書にはかなりあります。
謹賀新年 元旦 2021年(令和3年) [その他]
謹賀新年 元旦 2021年(令和3年)
皆様、明けましておめでとうございます。
今年はせめてコロナが少しずつでもおさまっていきますように、という思いです。
父ドナルド・キーンのいない二度目のお正月を迎えました。
今年は父も天国から新年を祝い、コロナウィルスが終息することを願っているにちがいありません。
皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様の新年が、健康でよき年となりますよう、天国の父とともにお祈り申し上げます。
今年の年賀状は、こんなものにいたしました。
『日本文学を読む・日本の面影』(新潮選書)増刷 [その他]
『日本文学を読む・日本の面影』(新潮選書)増刷
明日17日から始まる「ドナルド・キーンと三島由紀夫~三島没後50年によせて~」の展示や講演の準備に忙殺されているうちに、10日間以上も更新を怠ってしまいました。今日は午前中から会場の北区立中央図書館で展示の準備があります。
さて『日本文学を読む・日本の面影』(新潮選書)は今年2月に出版されましたが、売れ行きが好調なようで二回目の増刷、つまり3刷になりました。こういうジャンルの本としてはこの売れ行きは異例とのことだそうです。3刷の本が送られてきたので、父の遺影のお供えしました。父もきっとこんなに売れるとは思わなかったでしょう。
やはり内容がよいから売れているのだと思います。
今回の中央図書館の展示でも、この本の中で三島由紀夫について書いた生原稿が展示されます。どうぞお楽しみになさってください。