『日本人の戦争』書評(しんぶん赤旗 6月21日) [掲載記事・取材など]
『日本人の戦争』書評(しんぶん赤旗 6月21日)
しんぶん赤旗に『日本人の戦争』(文春学藝ライブラリー)の書評が掲載されました。『日本人の戦争』は副題が、「作家の日記を読む」となっているように、この書評にもありますが太平洋戦争中から戦後の五年間の作家たちの日記を読み解いたものです。戦争を賛美した作家、批判した作家、背を向けた作家、拷問に屈し転向した作家など、是非読んで頂きたい本です。戦争を賛美した作家たちで、その日記を隠さずに公表した方は偉いですよね。戦後父と親しくなった伊藤整さんもそのお一人でした。また他にも読んでいながら取り上げなかった作家たちもいるようです。例えば野坂昭如、中井英夫らです。私の大好きな作家なので取り上げて欲しかったです。ちょっと残念ですが、父なりの考えがあったでしょう。