SSブログ

『黄犬交遊抄』について [ドナルド・キーン]

『黄犬交遊抄』について

『黄犬交遊抄』(岩波書店)について少し。

とても素敵な装丁、製本だと思います。装丁の黄色は父のトレードマーク(と言っていいか分かりませんが)黄犬の象徴ですし、クロスの書籍は父の好みでした。

主に、編集者の岩元さんの発案でしたが、全体として父が喜びそうな感じに仕上がり、とても感謝しています。

そして本文の構成も、目次からお分かりのように、”黄犬交遊抄”にふさわしく知人友人などの交友、書籍としてこれまで未収録だった講演、そして最後の「附 西ヶ原日乗」は、父の日常の思いや考え、という内容です。

「心は、一枚の紙」や「雨」は、「附 西ヶ原日乗」にあります。父のお気に入りのエッセーは、「遠慮の名人」だったと思います。

「私とフランス語の本」も私は好きですが、91歳の父が、なにも調べずに日本語で一気に書いたのには、驚きました。

『黄犬交遊抄』は、一部試し読みが出来るのが嬉しいです。


DSC08592.JPG
DSC08593.JPG
DSC08594.JPG
DSC08595.JPG
DSC08596.JPG
DSC08597.JPG
DSC08598.JPG

nice!(1)  コメント(19) 
共通テーマ:演劇

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。